ご存じですか?SDGsのサステナビリティとは?~ユニヴライフの取り組み~
- 2022年12月23日
- お知らせ
- SDGs宣言, グリーン社会, サステナビリティ経営
総務部です。
以前、このブログで最近話題のSDGsについてお話しました(「ご存じですか?いま話題のSDGs これだけは知っておきたい3つのポイント(前編)」)。皆さんも様々なところでSDGs関連のニュースを目にしていることと思います。
以前のブログ(前編)では『SDGsは、「私(わたくし)ごと」として取り組むべき課題。ユニヴライフとして何ができるか、今後も考え続けたいと思います。』と締めくくりました。その後、私たちもSDGsの取り組みを開始しました。今回は、その内容についてお話しします。
1.SDGsの「サステナビリティ」ってなに?
ユニヴライフでの取り組みを紹介する前に、SDGsでよく使われる「サステナビリティ(sustainability)」という言葉があります。まず、これについてお話しします。
サステナビリティとは直訳すると「持続可能性」という意味ですが、少し分かりにくいですね。何の持続可能性なのでしょうか。
(1)生活や自然環境を保ち続けられること
ひとことで言うと、「今さえ良ければいい」という短期的な利益を追い求めるのではなく、長期的な観点から、私たちの暮らしや自然環境にも目を向け、それらを将来まで維持しようという考え方です。最近では社会貢献活動等の取り組みも含まれるようになりました。
この考え方が次第に行き渡るようになり、企業が環境や経済などに与える影響を考えながら、長期的な成長を目指そうという取り組みが広まるようになりました。これが「コーポレート・サステナビリティ」と言われるものです。
(2)サステナビリティで企業価値が決まる
さらに、このサステナビリティの考え方は、今日、社会全体に浸透しつつあります。企業は、環境全体のことを考慮して行動しているか?という点が注目されています。そのため、企業の価値は短期的な利益の追求だけでは成り立たないものになっています。
このような状況のもと、サステナビリティの取り組みは、これからの企業にとって欠かせないものとなっています。
2.ユニヴライフのサステナビリティ
では、次にユニヴライフでのサステナビリティについて、その経緯から見ていきたいと思います。
(1)ユニヴライフの”ビジョン”が原点
まず初めに、私たちのビジョンをもとに何ができるかという点から取り組みを始めました。以前のブログで取り上げたように、ユニヴライフでは「安全で快適な”LIFE”を創造します」というビジョンを掲げています(「ユニヴライフは安全で快適な”LIFE”を創造します!」)。
私たちは、そのビジョンの中にある 「LIFE」 という言葉が持つ意味から、「暮らし」 「人(お客さま)」 「活力」 「生命」という項目に着目しました。そして、ユニヴライフの事業を通じてSDGsに貢献する為には何が必要なのか?を検討し、ステークホルダー(利害関係者)との持続可能な関係を構築することが必須であるという結論に達しました。
(2)滋賀銀行様との協業による取り組み
次に、サステナビリティを実行するにあたり、SDGsの取り組みを早期から実施している取引先である「滋賀銀行」様との協業を実施しました。
具体的には、滋賀銀行様の「サステナブル評価融資」を活用しました。この商品は、経営の支援と企業価値の向上を後押しする融資で、サステナビリティな経営に対し、有意義な目標を設定したうえ、外部評価機関がその目標の進捗をモニタリングするものになっています。
(参考)ニュースリリース 「ユニヴ・ライフ株式会社様と『しがぎん』サステナブル評価融資の契約を締結」(滋賀銀行)
(3)サステナビリティ目標
具体的なテーマとしては「入居者および賃貸オーナーとのコミュニケーションの強化」を設定しました。貢献するSDGsとしては、「11 住み続けられるまちづくりを」と「17 パートナーシップで目標を達成しよう」で、KPI(重要業績評価指標)及び目標数値は次の通りです。
今回の目標設定にあたっては、株式会社しがぎん経済文化センター様からのセカンドオピニオン(評価)を取得しました。これにより、活動の実効性を高めています。
このようなかたちで、私たちはSDGsの取り組みを始めました。ただし、これはSDGsの為に、わざわざ始めた活動ではなく、これまで実施している活動をSDGsの考え方に当てはめたものになっています。
(注)KPI(重要業績指標:Key Performance Indicator)
目標達成の為の活動での具体的な行動指標のこと。達成度合いを定量的に計測する。
3.ユニヴライフのSDGs宣言
さらに、私たちは取り組みを強化するため、「ユニヴライフSDGs宣言」を策定しました。この宣言の中では、これまでにお話したように、当社ビジョンである ”LIFE” という言葉が持つ、意味のうち、「暮らし」「人(お客さま)」「活力」「生命」の4項目を”重点取組項目”として挙げました。
(1)暮らし
テーマ「住み心地の良い暮らしのために」
私たちが管理する物件や、仲介・売買などで取り扱う、住居に関する業務において、「入居者様、オーナー様が満足いただける状態をつくりだし、維持する」こと念頭に置いています。主に「管理部」、「賃貸営業部」の活動をイメージしています。
(2)人(お客様)
テーマ 「健やかで安心できる毎日のために」
「お客さまや社員が健康で安心できる毎日を過ごせるよう、そして、様々なリスクに対処できるようにする」ことを目標にしています。主に保険事業部の活動をイメージしています。
(3)活力
テーマ 「働きやすく能力が発揮できる職場であるために」
これは、社員の活力を引き出すために「人事賃金制度の確立」「充実した社員教育と人材育成」「職場環境改善」などを行うことを意味します。主に総務部の活動をイメージしています。
(4)生命
テーマ 「環境と地域が調和するグリーン社会実現のために」
例えば、「大学との連携」「CO2排出量の削減」「ペーパーレス化の推進」 といったものです。ユニヴライフとして環境保護に貢献できる活動をイメージしています。
以上の4項目を四つ葉のクローバーにたとえ、幸せをもたらす象徴(シンボル)としました。
(注)グリーン社会
「CO2排出ゼロと経済成長を両立できる社会」のこと。2020年10月、臨時国会の所信表明演説で、当時の菅総理が宣言。
4.まとめ
いかがでしたか、今回は、SDGsのサステナビリティと、私たちユニヴライフの取り組みをお話しました。
(1)今回のポイント
- サステナビリティとは、暮らしや自然環境を保ち続ける取り組みのことです
- サステナビリティの取り組みが企業価値を決めると言われています
- ユニヴライフでは「入居者および賃貸オーナーとのコミュニケーションの強化」を目標設定しました
(2)おわりに
サステナビリティ活動は、企業にとって労力、コストを要します。しかし、一方で、意識的にサステナビリティ経営を行うことで、多くのメリットを得ることができます。
例えば、「企業価値の向上」です。企業のブランド価値が高まれば、お客様の認知が高まり、さらに質の高いサービスの提供に繋げることができますし、資源を節約することで、コスト削減、生産性向上にも繋がります。さらに、社員の職場環境の改善により、従業員の満足度が高まり、離職率が減少したり、新しい人材の採用に結び付くことも期待できます。
「短期的なコストだけに目を向けるのではなく、将来を見据えたうえでサステナビリティ経営を実施する」 ユニヴライフは、この信念のもと、オーナー様、入居者様、保険契約者様をサポートし、安全で快適な環境を作っていきたいと考えています。そして、これからも皆様に愛される企業として前進します。
「ユニヴライフは安全で快適な”LIFE”を創造します」
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