健康なら保険料が安くなる!? いま注目の健康増進型保険とは? | ユニヴログ

健康なら保険料が安くなる!? いま注目の健康増進型保険とは?

保険事業部です。

新型コロナウイルスの影響で「巣ごもり生活」が続き、「コロナ太り」が増えているとも言われています。「やっぱり家でも運動しなくちゃダメだよね~」と感じている人も多いのではないでしょうか。ところで皆さんは、一定の運動をおこなったり、健康診断の結果が改善したりすると、保険料が割安になるという保険があるのをご存じでしょうか。健康増進型保険と言われるものです。今回は、この保険についてお話したいと思います。

1.健康増進型保険とは

そもそも健康増進型保険とは、どのような保険なのでしょうか。

(1)健康状態に応じた割引等がある保険

ひとことで言えば、健康増進型保険とは、加入後の生活習慣や健康状態によって、保険料の割引や払い戻しがある保険のことです。ただ、健康増進型保険という名の商品ではなく、収入保障保険や医療保険などに特約を付加するのが一般的です。

 

例えば、加入者が健康診断結果や、保険会社で貸してもらえるウエアラブル端末(注1)で記録した所定の健康状態に関するデータを保険会社に提出します。そのデータをもとに、保険会社が加入者の健康状態に応じて保険料の割引率を決めたり、還付金を支給したりするものです。

 

基本的に、健康状態が良ければ、保険料の割引や返戻金等を受けることができます。但し、具体的な割引内容や条件は、保険会社や商品によって異なります。

(2)加入後の健康増進意欲を高める保険

健康増進型保険に似た商品として、リスク細分化型保険があります。これは、たばこを吸わない、血圧やBMIが一定基準内であるといった、保険加入時の健康状態によって、保険料の割引や払い戻し等の仕組みがある商品です。

 

一方、健康増進型保険は、加入時の審査(診査)はありますが、保険加入後の健康維持や健康増進の取り組み(ウォーキング、健康診断書の提出、健康状態の改善など)によって健康状態が良くなると、保険料の割引や払い戻しなどが受けられることがある商品です。このように、健康増進型保険は、今までとは違う新しいタイプの保険と言えます。

(注1)ウエアラブル端末(wearable device)

 体や衣服に装着した状態で利用する携帯情報端末の総称。

2.健康増進型保険の2つの特徴

次に、健康増進型保険の特徴について、もう少し詳しく見ていきましょう。既にお話したように、健康増進型保険では健康状態をチェックします。基本的に、契約時の健康状態や健康診断の結果と、契約後一定期間ごとの健康診断結果によって、保険料割引を継続するかどうかの審査(診査)をするが一般的です。

(1)健康年齢で判断

皆さんは「健康年齢」という言葉をご存じでしょうか。これは、現在の健康状態が何歳に相当するかを表す指標です。健康診断や人間ドックの結果をもとに、BMI値(注2)や血圧、尿検査などの数値をもとに健康年齢を算出し、保険料を決めます。

 

従来の保険は、加入者の年齢が高くなるとリスクも高くなるため、保険料が高くなっていました。健康増進型保険では、実年齢の代わりに健康年齢をもとに判断することから、診断結果を踏まえた健康年齢が実年齢より低い人は保険料が安くなります。

(2)各種健康増進の取り組みによる特典も

健康状態のチェック方法としては、健康診断結果を保険会社に提出するケースが多いようです。その他には、スマートフォンに専用アプリをダウンロードし、1日の平均歩数や心拍数を計測し、その値が一定水準であることや、スマホによる健康状態のオンラインチェック等があります。
 
特典としては、ポイントを付与し、獲得ポイントに応じた提携会社のサービスが受けられるものや、スポーツ用品の購入、フィットネスジムの利用等で割引が受けられるものもあります。

(注2)BMI(Body Mass Index)値

 肥満度を表す体格指標のこと。体重(㎏)/[身長(m)の2乗]で算出される。

3.健康増進型保険のメリットとデメリット

次に、メリットとデメリットも知っておきましょう。

(1)メリット

メリットとしては、健康に対する意識が強く、日頃から運動習慣があったり、体に気を付けている人は、険料が安くなることが挙げられます。但し、非喫煙であることや、健康診断を受け、一定の基準を満たすことなどが条件となります。

 

その他には、普段から健康は気にしているが運動を続けるのが難しい、たばこをやめられないといった人にとっては、これを機会に運動を続けたり、禁煙を始めるきっかけとなる点もメリットになります。

(2)デメリット

一方で、保険は本来、死亡、入院、手術などのリスクに備えて加入するものです。そのため、健康に不安を感じる人や、運動が苦手な人にとってはメリットを受けられない場合があります。結果的に、他の一般的な保険よりも保険料が高くなる可能性もあります。

 

また、一般の医療保険で比較しようとすると、健康増進型では、具体的に、どの程度のメリットを受けられるか把握しずらい面もあります。契約時点での割引については、比較検討が可能ですが、今後の健康状態となると不確定な部分があるため、将来の保険料予測が難しいとも言えます。

4.まとめ 

いかがでしたか、今回は、健康増進型保険についてお話しました。

(1)今回のポイント

・健康増進型保険は、主契約に特約を付加する形

・健康を維持すれば、保険料が安くなったり、特典が受けられる

・健康に不安のある人はメリットを受けにくい

(2)最後に

健康増進型保険に加入することで健康の維持ができ、保険料が安くなることは、契約者にとって好ましいことでしょう。ただ、保険選びの基本は、①保険を必要と感じているか、②保障内容が自分に合っているか、③保険料が適切かという点です。この基本を踏まえると、健康増進型保険による特典は、保険選びの最重要ポイントではなく、付帯するメリットとして検討するのが良いのかもしれませんね。

 

私たちのまわりには様々なリスクがあります。どんなリスクがあるか、どんな補償(保障)を付けるべきか、その都度アドバイスできるパートナーが必要ではないでしょうか。損害保険も、生命保険も、保険のことなら保険事業部へ。

 

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