賃貸仲介店が教える「失敗しないお部屋探しのポイント」とは
こんにちは、高槻店の岡本です。
当社は賃貸物件の管理業務と並行して賃貸物件の仲介業務も行っております。大阪は日本でも有数の人口を有する都道府県ということもあり、賃貸物件が本当にたくさん建っています。その中からお部屋探しをしていく必要があるのですが、選択肢が多数あるとどうやって物件を選べばいいのか本当に迷ってしまうと思います。どうせ物件を探していくのであれば失敗はしたくない！とは誰しも思うことです。
そこで、今回は失敗しないお部屋探しのポイントをいくつかご紹介していきたいと思います。
POINT① 家賃をいくらまでにするか明確に決めましょう
はじめて部屋探しをするとなった時、家賃をいくらぐらいまでにするかを決めておく必要があります。（家賃はいくらでも無問題！という方は読み飛ばしてください）
家賃は安いに越したことはないのですが、あまりに基準を低くしすぎるといざ住み始めてからいろいろ不都合が出てくることもあります。また、無理をして高い家賃の物件を選んだ場合、毎月の家賃支払いがしんどく結局部屋を変わるというケースも決して少なくありません。
設定家賃は収入の1/5～1/3ぐらいと一般的に言われますが、無理なく支払っていくことが大切ですので、収入の1/4（25％）ぐらいまでを目安にするのが良いと思います。学生さんの場合は親御様からの仕送りで賄っていくと思いますので、毎月仕送りしてもらえる額と相談して決めると良いと思います。アルバイトの給料をあてにするのはやめておくのが無難です。昨今のコロナ禍でアルバイト先が休業してしまい、家賃支払いに影響が出たという話は決して少なくありませんでしたので。。。
ここで探す家賃の上限を決めたら、基本的にはその上限は超えないように注意して探していきましょう。物件探しをする際、検索上限を家賃の上限一杯まで設定すると、少し予算オーバーの物件を見たときに目移りしてしまいます。検索するときは上限より少し金額を抑えて探すのがおススメです。
POINT② 希望条件に優先順位をつけましょう
新しい建物で、部屋が広くて収納も大きく、駅から近くて家賃が安い物件がいいな。。。こんな物件があれば世の中に物件情報が出回る前に不動産業者が部屋を借りてしまいます。このような都合の良い物件は残念ながら存在しませんので、希望する条件に優先順位をつけて整理することが大切です。
お部屋探しでご来店されたお客様の中には優先順位を1番からしっかり決めて物件を探される方もいらっしゃいます。ただ、優先順位3番目の条件が実は絶対に外せない条件になっていたなど、優先「順位」がブレブレになっているケースを見かけることもあります。そこで、順番を決めるのではなく「カテゴリ」に分けて希望条件を整理しておくと良いと思います。カテゴリ分けの例としては下記のような感じです。
A 必ず必要な条件・設備（1～2つぐらい）
ここで決める条件や設備は、絶対に外せないものを選びましょう。他の条件がどんなに魅力的でもここの条件を外してしまうと支離滅裂になり見つかるものも見つからなくなってしまいます。
あまりたくさん選ぶと選択肢がほとんど無くなることもありますので、多くとも2つぐらいまでにしておきましょう。
B 出来るだけ叶えてほしい条件・設備（2～3つぐらい）
基本的には盛り込んでほしいけれど、状況によっては外すのもやむなし、という条件を選びます。先ほどのAの条件よりは優先順位が下がりますので、他の条件がバッチリだけど…といったときにどうするか選択するものです。
こちらもあまりたくさん選ぶと部屋探しが迷走しかねませんので、2～3つぐらいにしておくのが無難です。
C あったらいいな、という条件・設備
別に無くてもいいけど、あったらいいな…という条件です。希望があれば列挙しておいてもいいですし、無くても構わない条件ですので、無理に決めておく必要もありません。
あくまでカテゴリ分けの例ですので、やり方はいろいろあるかと思います。ご自身の状況などに合わせて、うまく条件を決めるのがお部屋探しをスムーズに行うポイントになるのではないかと思います。
POINT③ おとり広告には要注意！
インターネットで物件を検索すると、非常にたくさんの情報が出てきます。そんな中でご自身の希望条件を設定していき絞り込んでいきますが、時々他の物件と比べてあからさまに良い条件の物件が見つかることがあります。物件検索をすると、希望する条件だと家賃がいくらぐらいになるのか何となく見えてきますが、同じぐらいの家賃なのに部屋がものすごく広かったり築年数が新しかったり…100％絶対とは言いませんが、そういう他と比べて異常に条件の良い物件情報はほぼ間違いなく「おとり広告」です。
実際、私も来店されたお客様から「他の不動産業者さんが掲載されている物件で、JR高槻駅から徒歩5分、築5年の1LDK45㎡で家賃が5万円っていうのがあるんですが、取り扱ってらっしゃいますか？」と尋ねられたことがあります。調べてみると、某検索サイトにその物件情報が掲載されていました。そのお客様には、おそらくおとり広告と思われる物件で当社ではお取り扱い出来ない旨を説明したところ、直接その不動産業者に問い合わせをされました。そうすると、「事前に説明しておく必要のあることがありますので、一度ご来店してください」とのこと。事前の説明が必要なことって何ですか？と尋ねても、電話やメールでは答えられないのでお店に来てください、の一点張りだったそうです。
ものすごく怪しいですよね？ウソみたいな話ですが、実際に当店にご来店されたお客様に起きた事実なんです。。。同じ不動産業者として残念でなりません。
近年は広告に対する規制が厳しくなっていますので、上記のようなおとり広告はあまり見かけなくなってきましたが、それでも掲載されているケースがありますので、インターネットで物件検索をする際には十分に気をつけて頂ければと思います。
POINT④ 実際に物件を見にいきましょう
希望の条件を設定し物件を絞り込んでいくと、よほど条件が難しくない限り良さそうな物件が出てきます。これが良さそう！と思える物件が出てきたら、まずは空き状況を問い合わせ実際に実物を見に行きましょう。
最近はインターネットに掲載できる情報が多くなってきて、室内の写真はもちろん、360度撮影できるパノラマ写真や室内の動画、周辺環境はGoogleストリートビューなど、現地に行かなくてもいいかも？と思えるぐらいに多くの情報が掲載されています。ただ、やはり百聞は一見に如かずとはこのことで、実物を見ることで引っ越しのイメージが湧いてくるということが大いにあります。
また、募集されているお部屋が退去予定で実物の見学が出来ないケースもありますが、室内が見学できなくても物件の周辺環境などを自分自身の目と耳と肌で感じることで、これから生活をしていく環境がどんなところなのか、ということも分かってくると思います。
遠方に住んでいるため引っ越し日まで行くことが難しい、といったこともあるので絶対にとは言いませんが、出来る限り事前に物件の現物を見にいくようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。お部屋探しはほとんどの方が生涯で1回～数回しか行わないことかと思いますので、分からないことが多いかと思います。今回紹介しました4つのポイント
POINT① 家賃をいくらまでにするか明確に決めましょう。
POINT② 希望条件に優先順位をつけましょう
POINT③ おとり広告には要注意！
POINT④ 実際に物件を見にいきましょう
これらを参考に、お部屋探しをスムーズにして頂ければと思います。
そして、最後にお部屋探しのポイントをもう一つ…こう言うと身も蓋もないかもしれませんが、「餅は餅屋」という言葉もあるように、やっぱり部屋探しはプロに任せるのが一番の近道です。ご自身で調べてみて迷走しそうになったら、あまり悩まずにプロに相談しちゃいましょう。
探してみたけど迷走しちゃった時は、当店へお気軽にご相談下さい。
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